「社長が働くと会社は儲からない?」

社長の生産性を上げるシステム思考術 (著者:サム・カーペンター)

実のところ、ビジネスというのは
問題解決の連続です。

セールスやマーケティングなどの
営業活動にしても
発送や顧客サポート、経理や総務といった
営業の支援的な活動にしても

日々、発生する問題を解決することで
ビジネスは成長していくわけです。

ところがです。

ここで、ほとんどの社長は自ら働いて
これらの問題を解決しようとします。

会社の中で一番優秀な人材は、
ほかならぬ社長ですから社長自らが
問題解決に当たるのは一見、合理的に思えます。

しかし、よく考えてみてください。

ビジネスというのは日々変化しているので
問題というのは1つ解決しても
また次から次へと発生してしまうものです。

1つの問題を解決しているうちに
他で2つの問題が新しく発生していた
なんてこともよくある話です。

ですから、社長が問題を解決するのは
効率的に見えるようで実は非効率なのです。

そして、それこそが
「経営者」になれない「社長」が抱える
最大の問題とも言えます。

では、一体どうすればいいのでしょうか?

それこそがこの本
「社長の生産力を上げるシステム思考術」
で語られているテーマです。

この本の著書サム・カーペンターは
儲からない破たん寸前のコールセンターを
必死に経営する日々の中で

ある日、この
社長は問題の火消しをやってはいけない
ということに気が付きました。

発生した問題を潰していく
後手後手の仕事をしていては社長は
いつまでも労働の呪縛から逃れられません。

ですので、発生した問題を解決するのではなく
問題そのものが起きないような、
起きたとしても自然に解決されるような
システムに会社を変える必要があったのです。

少し言い方を変えると会社を
自分がいなくてもお金を生み出すシステムに
作り変えるということです。

サムはコールセンターをシステム化したことで
最終的には、働く時間を40分の1にして
収入を20倍にもしてしまいました。

生産性が800倍になったわけです。
もう日々の問題に追われることもありません。

ですので、もしあなたが

会社をもっと大きくしたいのなら
働く時間を減らして収入を上げたいのなら
自動的にビジネスが回る仕組みを作りたいのなら

是非、一度この本を手にとってみてください。

社長の生産性を上げるシステム思考術 (著者:サム・カーペンター)

Amazonを震撼させた会社の戦略

トライブ=人を動かす5つの原則= (著者:デイヴ・ローガン他)

ザッポスという会社をご存知でしょうか?

この会社は靴の通販で大成功を収めて
売上1000億にまで急成長し
最終的にAmazonが買収した会社です。

急成長の秘密は顧客満足度がとても高く、
通販でリッツカールトンやディズニーランド
レベルの顧客サービスを実現しています。

それだけでなく社員満足度も異常に高く、
働きたい人が募集枠を求めて
空きが出るのを待っているそうです。

社員全員が幸せだからこそ
顧客にも幸せを届けることができる
というわけです。

優秀な人材が向こうから集まってくる会社は
やる気のない社員ばかりで成り立っている
会社とは勢いもパワーも全然違います。

Googleなどがその分かりやすい例です。

そのザッポスのCEOトニーシェイが
「ザッポスで無意識にやろうとしていたことが
体系化されている」
と絶賛した本がこの「トライブ」です。

人の問題で困っている人にとっては
とてもオススメできる本です。

トライブ=人を動かす5つの原則= (著者:デイヴ・ローガン他)

「オバマ大統領から盗むべき技」

社員を動かす社長のカリスマ仕事術 (著者:マイケル・マスターソン)

「yes!we can!」
でお馴染みの
オバマ米国大統領が

先日「米国全体のCO2排出量を
2030年までに32%削減する」
と発表しました。

昨年からIKEAやアマゾンなどの
巨大企業が火力発電所ではなく、風力発電所を
整備していたのはそういう事情があったようです。

このように、米国のリーダーとして
オバマ大統領のもつ発言力や影響力は
計り知れないものがあります。

ただ彼は、実は大統領になる前から
優れたリーダーに必要な”あるもの”を
持ち合わせていました。

それは、「スピーチ力」です。

成功するリーダーは、一対一でも
小グループでも、大勢の前で
堂々と話ができます。

スピーチが成功する要因は
しばしば知識やカリスマ性だとされますが、
良いスピーチをする戦略は大きく2つです。

・自分が熟知していることを内発的に話す
・事前に入念に調査、準備したことを話す

どちらの場合も、成功の秘密は
「何か役立つことを話す」
ということです。

熟知していることがないのであれば、
直接調査を行い、見直しを重ねて、
何か役立つものを見つけるしかありません。

本当に良いスピーチをするためには
1分のスピーチをするために、その準備に
10分はかけないといけないと言われています。

それをしなければ、おそらく聴衆も
あなた自身もずさんなスピーチに
失望してしまうでしょう。

しかし実行すれば、

「優れたアイデアを持ち、
解決策を考え出せる人間だ」
「この人についていこう」

と思わせることができるはずです。

このような、優れたリーダーとなるために
やるべきことというのは、優れた先人たちが
教えてくれています。

そのガイドブックとも言えるのが
今回ご紹介する新刊本、
『社員を動かす社長のカリスマ仕事術』なんです。

もしあなたが、今よりももっと社員から
「この人についていこう」と思われて、
リーダーシップを発揮したいと願うのでしたら、

ぜひ本書を手にとってみてください。

社員を動かす社長のカリスマ仕事術 (著者:マイケル・マスターソン)